
タレント、エッセイストとしてご活躍中の島田律子さんは、お仕事と3才のお子さんの子育てに奮闘中です。「いつも睡眠不足」と言う島田さんの睡眠に迫ります。
----日々の起床と就寝のスケジュールを教えてください。
「起きる時間も寝る時間も息子次第です。最近の起床は7時半。3才の息子が起きる時間に一緒に起きます。というよりは、子供もたたき起こす感じです。9時までに保育園に連れて行かなければならないので。夜は21時までに寝かそうとはしていますが、だんだん寝る時間が遅くなってきて、23時半頃までかかることもあります。保育園で昼寝をしていることと、体力もついてきたせいなのか、なかなか寝てくれないんです。
子供を寝かしてからが私のリラックスタイム。最近は残った仕事を片付けたりもしています。午前2時頃に寝ているので、毎日5時間半から6時間の睡眠時間です」
----昼間はお仕事ですか?
「そうですね。朝ご飯を作って、着替えて息子を送り出して、掃除、洗濯をして11時頃までばたばたと家事をします。保育園のお迎えは18時なので、17時には夕食の下ごしらえを始めます。なので、私の仕事の時間は11時から17時まで。現場の仕事や原稿のお仕事をします」
----就寝時間が遅いのは大変ですね。
「子供が早く寝てくれればもう少し私も早く寝られると思うんですが。絵本を読んだり、背中をさすったり、よく言われている寝かしつけるための儀式をやっても全然寝てくれませんね。背中をさするのも15分ではダメで、ひどい時は1時間半。ぎりぎりまで遊んであげていると15分で済むこともありますが。
そんな状態なので、原稿の仕事も昼間の方が良いんですが、どうしても子供が寝てからの方が集中できるので深夜にやります。今は仕方ないかな、という感じです。子供が出来る前はリラックスタイムに仕事はしないと決めていましたが、今は仕様がありませんね」
----「リラックスタイム」には何をするのですか?
「日本酒スタイリストのお仕事をしていることもあって、最近はオンザロックで日本酒を飲むことも多いですね。すごくさわやかでおいしいんですよ。実は日本酒は水を入れると度数が下がりますが、さわやかになるんです。すっきりしたタイプの日本酒がぴったりです。
独身の頃は部屋を暗くして音楽をかけたりしていましたが、最近はそんな余裕もないので、仕事の原稿を書いたり、メールをしたり、本を読んだりして、わずかな一人の時間を大切に過ごしています」
----寝具へのこだわりはありますか?
「あります。実は睡眠に関しては、とても悩まされていたのですが、寝具を変えたのをきっかけに改善して、大切なのだと気づかされました。
国際線のキャビンアテンダントを5年半やっていたのですが、仕事を辞めた理由が、不眠症でした。時差で体のサイクルがおかしくなってしまい、時々国内線に移って調子を整えたこともありましたが、やはり良いサイクルに戻れませんでした。
仕事を辞めても、眠れなかったらどうしよう、という不安からすぐに起きてしまったり、心配性になっていました。これが改善されたのが寝具をこだわって選ぶようになってから。疲れが溜まっていたり、運動をたくさんした後に寝ている間に筋を違えることがよくありましたが、それもなくなりました。腰痛持ちの主人も楽になったと言っています。
私にとっては、寝具は1つの転機でした。もう1つは子供ですね。寝られない、なんて言っていられない自分がいます。不眠症で悩んでいたのがウソのように、眠れるようになりましたよ」
(取材/文・松村太郎)
◆島田さんからの質問
「3才の子供が23時半に寝る、というのはどうなのでしょうか?」
◆睡眠改善インストラクターからのアドバイス
日本は夜型化と睡眠時間の短縮が急速に進んでいる社会であり、子供も例外ではないようです。日本小児保健協会による調査では、22時以降も起きている3歳児の割合は1980年に22%だったのが2000年には52%と倍以上になっています。
3才の子供に必要な1日の睡眠時間は、昼寝も含めてだいたい11時間~13時間といわれています(必要な睡眠時間は個々人で違います。元気に活動出来ていて機嫌が良いかなどが目安になります。)。近い将来の就学なども考慮し望ましい起床時間から逆算して、就寝時間を決定し、必要な睡眠時間を確保させたいものです。昼寝が2時間で、1日の睡眠時間が12時間くらいが調子が良く、遅くとも7時には起きるとすると21時までには就寝するといった具合です。就学を考えると昼寝は徐々に減らしていかなくてはならないことも考慮すると良いと思います。
一方では、島田さんもご指摘のように、「保育園での昼寝が長過ぎる」という事が、子供の夜の就寝時間を遅らせる原因として、睡眠の専門家からも指摘される様になってきています。無理に寝かしつけないように先生にお願いしてみても良いと思います。自宅に帰ってからも、特に夕方以降は眠らせないように気をつけましょう。また、夜に明るい光を浴びると夜更かしになりやすくなるので、夜に明る過ぎる場所に行かないように気をつけることも大切です。遅寝でも元気に日中を過ごせていれば気にし過ぎることはないと思います。ただ、早寝早起きのほうが社会的にも好ましいのも事実です。まずは早起きから始め、日中に太陽の光を浴びて元気に過ごし十分に疲れれば、自然と早寝早起きになっていくと思います。
島田さんの場合は子供がなかなか寝ついてくれず困っているということですが、一般的には、子供を親の生活パターンに付き合わせて夜型になっていることが多いようです。仕事で遅くなった帰りの電車で小さい子供を連れた親御さんを見かける機会が増えたのではないでしょうか。社会的な制約もあり、なかなか難しい部分もあるとは思いますが、子供の健やかな成長のために、早寝早起きで十分な睡眠時間を取れるような配慮をしたいものです。

島田律子(しまだ・りつこ)
タレント、エッセイスト。高校時代に1年間オーストラリアに留学。帰国後国際線フライトアテンダントとして5年半勤務。現在、タレント活動以外に日本酒造組合中央会承認「日本酒スタイリスト」として全国で講演活動中。ホームページ:http://www.tristone.co.jp/ricchan/


