
タレント、エッセイストとしてご活躍中の島田律子さん。インタビューの後編は、島田さんが今最も力を入れている日本酒スタイリストのお仕事。悩みそのものが変化する時代について、お話を伺いました。
----タレント活動を始めたきっかけは?
「日本テレビ系の『恋のから騒ぎ』の一期生として出演していたのがきっかけです。番組に出ていた1994年頃は、素人の女の子達が登場する番組のはしりでした。その番組の影響もあって、恋愛系の悩み相談をウェブサイトでやっていたりもしますね。普通のお勤めの経験が長かったこともあって、一般の人に近い視点で語ってもらえる、と思われているのかもしれません」
----相談の内容に変化はありますか?
「当時はまだ話題の内容もある意味"バブリー"だったような気もするのですが、今は状況が違うと思います。以前は、みんな同じような悩みを持っているな、と感じていたものですが、私の年齢が上がってきたこともあり、悩みが多様化しているように思えます。離婚の問題、子供の問題、病気の悩みなど。昔のような"かわいい悩み"は減って......アラフォー世代からの悩みはなかなか深いですね」
----女性像にも変化があるのでしょうか?
「少し前まではプライドを持ちなさい、というアドバイスをしてきました。男性に引っ張られたいという女性が多かったからです。でも女性だけの問題ではなく、今は男性の側もちょっと情けないですよね。生活の問題、お金の問題など、プライドだけの問題じゃなくなってきました」
----悩み深い時代ですね。
「悩みをどう切り抜けるか。悩む時間も必要ですが、悩みを持っている人は基本的にみなさんまじめなんじゃないかと思うんです。真剣なのは分かるのですが、それで損をしていることもたくさんある。なるようにしかならない、と思うことも大切じゃないかと思います」
----さて、「日本酒スタイリスト」とはなんですか?
「日本酒造組合中央会承認で日本酒の広報活動を行う役目です。テーマは女性と日本酒。女性に向けて、日本酒のすばらしさを伝えていくために、いろいろな勉強もしています。
日本人全体のお酒の消費量は、20年前の3分の1と言われています。若い人もあまりお酒そのものを飲まなくなってきたんです。すると、良いお酒を造っているような本当に小さい酒蔵がつぶれてしまう。これが日本酒が置かれている現状です。すばらしいお酒が減るのは寂しいことです。
また、お酒を覚えたての若い女性はどうしても、日本酒以外のお酒から楽しむ傾向があります。そこで日本酒を楽しんでもらうきっかけが作れれば、と活動しています」
----日本酒はあまり女性に人気がないんですか?
「日本酒というとどうしても、"おじさんの飲み物"、というイメージがあるのですが、実はそうではないんです。統計を見ると30~40代の女性は日本酒が好きですね。おいしいし、他のお酒に比べても美容、健康効果が高い。若いうちは、どうしてもおじさんイメージや敷居の高さ、悪酔いのイメージがあってとっつきにくい。そういった意識を変えるために、日本酒の楽しみ方を伝えています」
----そのほかに、日本酒とのつきあい方は?
「実は海外でも和食ブーム、健康ブームに乗って、セレブを中心に日本酒ブームなんですが、海外ではとても値段が高いので、日本酒を飲めるのはひとつのステータスなんです。そんなときに、日本のお土産として持って行っても喜ばれるかもしれません。
また日本酒教室の若い生徒さんに聞くと、国内旅行と日本酒の組み合わせが楽しいそうです。旅行は気分転換にぴったりだし、その土地のお酒を飲んでいく、というのは日本で一生続けられる楽しみにもなります。私は千葉出身ですが、千葉でも日本酒は造られていているので飲むんですよ。土地ごとに個性があって旅や土地の楽しみ方も深まります。これからも日本酒との新しいつきあい方を提案していきたいですね」
(取材/文・松村太郎)
◆島田さんからの質問
「寝る前にパソコンに向かっているのは良くないですか? 脳や睡眠の深さにどういった影響があるのでしょうか?」
◆睡眠改善インストラクターからのアドバイス
眠りのためには、眠る前に脳を刺激するようなことはなるべく避けたほうが良いようです。脳が興奮した状態で眠ろうとしてもなかなか寝つけなかったり、睡眠が深くなりにくくなってしまいます。就寝前に携帯のメールをチェックすることが習慣になっている方も多い様ですが、携帯やパソコンの画面は意外と強い光を発しており、良くない刺激となります。眠る1時間くらい前からはゆったりとリラックスして過ごすようにすることで、より良い睡眠が得られます。また、この眠る1時間くらい前のリラックスのためにお酒を飲んだり、寝つきを良くするためにお酒を飲むことは睡眠改善インストラクターの立場からはお薦めできません。アルコールはその覚醒作用や利尿作用により特に睡眠の後半に悪い働きをし、睡眠を障害します。とはいえ、私もお酒は飲みますし、お酒には人生を豊かにするような楽しみもあるでしょう。眠るための飲酒は避け、できるだけ早い時間帯においしいお酒を、ほどほどの量で楽しむことをお薦めします。

島田律子(しまだ・りつこ)
タレント、エッセイスト。高校時代に1年間オーストラリアに留学。帰国後国際線フライトアテンダントとして5年半勤務。現在、タレント活動以外に日本酒造組合中央会承認「日本酒スタイリスト」として全国で講演活動中。ホームページ:http://www.tristone.co.jp/ricchan/



