忙しい毎日だからこそこだわりたい睡眠生活 松下美智子さん(ネイリスト/美容エキスパート)

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営者、ネイルアーチスト、学校での講義、そして雑誌連載や講演などなど、八面六臂の活躍をされている松下美智子さん。今回は多忙なスケジュールの中、取材のお時間をいただきました。

――今日もスケジュールがいっぱいのようですが、毎日のスケジュールは?

 スケジュールは日によってかなり異なります。例えば今日なら朝6時に起きて、8時半までにヘアメイク、9時から撮影という感じですが、そうですね、午前中は雑誌の取材や撮影が入っていることが多いでしょうか。午後はお客さまの接客をしたり、会議があったり。夜は11時半くらいまで仕事をすることもあって、だいたい寝るのは午前1時半くらいです。もちろん、撮影が早い日は朝5時起きのこともありますし、休みの日は一応決まっているのですが――、やはり仕事が入ることもあるので本当にバラバラです。


――そうなると、眠る時間というのは松下さんにとってとても大事なものですね。

 ええ、睡眠時間はものすごく大事ですし、気を遣っています。私は普段はベッドで寝ています。掛け布団は羽毛布団。これは私の睡眠にとって欠かせないものです。夏でも羽毛布団は欠かせません。あまりに暑い夜などはエアコンをドライにして寝ますが、それでも羽毛布団は必須。薄手のタオルケットは使いませんね。

 私がそうするのは、寝ている間に代謝を高めるためです。体を動かすことは好きなのでスポーツクラブにも行きますが、寝ている間に成長ホルモンを出せばアンチエイジングにも役立つかな、と。汗もいっぱいかきますから、起きるとわずかですが体重が減っています。汗をいっぱいかくのは安眠出来ているということなのかな、と考えたりしています。

★ 松下さんからの質問1:どうやったら寝ながらやせられるのでしょうか?
◆睡眠改善インストラクターからのアドバイス
 寝ながらやせるということは難しいのですが、睡眠とカラダのメカニズムを上手に使えば、ダイエットは加速します。
1.十分な睡眠時間を確保しましょう
 松下さんも意識されている「成長ホルモン」は「最強の脂質分解ホルモン」といわれています。成長ホルモンは睡眠中に最も分泌されるので、十分な睡眠をとることにより成長ホルモンが十分に分泌され、きちんと脂質が分解されます。
 また、食欲に関しても睡眠は関係があります。睡眠不足の状態では食欲亢進(食べたい)ホルモンの「グレリン」の分泌が増え、食欲抑制(食べたくない)ホルモンの「レプチン」の分泌が減ります。その結果食欲を抑えることが難しくなり、ダイエットで辛いこととして上位に上げられる「食事のコントロール」がより難しくなります。
 また、睡眠が不足した状態では、すぐ疲れてしまったり、やる気がしなかったりと昼間に運動することが辛くなるので、昼間の消費カロリーが少なくなってしまいます。
2.食事は就寝の3時間前までに
 こちらも松下さんが意識されている点ですが、食べてすぐ寝ないということが大事です。睡眠中はエネルギーが脂質に変換されやすいので、眠る前にきちんと食べた物が消化されていることが重要です。就寝の3時間くらい前までに食事を済ませると良いでしょう。また、朝、からっぽになっている胃に食べ物が入ることにより、腸が刺激され、きちんと排泄されます。もっとも自然なデトックスではないでしょうか?
 しっかりと睡眠が取れていないと、食欲が異常に増す、昼間の消費カロリーが減る、朝食を抜きがちになり就寝近くの摂取カロリーが増え睡眠中に脂質として蓄えられやすくなる、と太りやすい生活スタイルや体質になってしまいます。睡眠中はしっかり休息し昼間は活動的に過ごすという人間本来のメリハリのある生活を送ることが、太りにくい生活スタイルや体質を手に入れることにつながります。


――起きるときはスッキリ起きられるほうですか?

 まず、寝付きはとてもいいんですよ。低血圧なのでさぞかし寝起きは悪いかと思えば、意外とスッキリ起きられます。ただ、目覚まし時計は必須です。携帯電話を使っているのですが、本来起きなくてないけない時間の15~30分くらい前からスヌーズで鳴らして予定時間にきちんと起きるという感じです。

 あと、お酒はほぼ毎晩飲んでいますね(笑)。肉体的にも精神的にも大変なことが多いので、リラックスのために。なかでもシャンパンが好きでよく飲みます。でも外で飲んで帰ってきても、お風呂に入るまでにはきちんと時間をかけます。食事もちゃんと消化させるように意識して。やはり太ってしまいますからね。胃にも悪いし。


――睡眠について何か工夫をされていることはありますか?

 ベッドルームは、遮光カーテンで暗くするようにしています。あとは汗をかくので喉が渇いたときのためのお水を近くに置いたり。
 また、私の一番のこだわりはアロマを焚くこと。アロマオイルは日がわりでいろいろ試しているんですよ。アロマはディフューザーで焚くだけでなく、ベッドリネンに吹きかけておいたり、手につけたり。本来アロマオイルは皮膚に直接つけないものですが、皮膚につけられるリラクゼーションオイルがあるので、いまはそれを使っています。ほかにもリラクゼーションオイルを手に少しだけつけてこすっておいたりとか。そうするととても落ち着けるんですよね。素敵な香りに包まれてあっという間に寝てしまいます。

 それと、毎日ではないですが、リラックス効果を高めるためにヒーリング効果のある音楽を小さくかけて寝ることもありますね。一番好きな楽器はハープ。ヒラリー・スタッグというハープ・ミュージシャンがお気に入りで、アルバムは3枚くらい持っているでしょうか。実は、私のお気に入りのリゾート・スポットがあるんですが、そこで一日中かかってるんですよ。とっても素敵で家でもかけてます。


――すごいこだわりですね。

 ベッドメイキングにもものすごくこだわってますよ。ベッドリネンもちゃんとお気に入りのものを揃えてますし。ただ、枕にはまだ「これだ!」という答えがでていないんです。いろいろ試していますが、どんなのがいいんでしょうね?

(取材・文/山脇智志)

★ 松下さんからの質問2:枕の高さと硬さってどんなのがいいのでしょう?
◆睡眠改善インストラクターからのアドバイス
枕の高さは「寝る姿勢」に影響し、かたさは「寝つき」に影響すると考えられます。
1.枕の高さに関して
 一般的に、大柄でがっちりした体型の人は背中に厚みがあるので枕は高め、小柄でスリムな人は低めが良いでしょう。さらに枕選びのさいはマットレスとの関係も重要です。同じ高さの枕でもかたいマットレスとやわらかいマットレスの上で試すのでは高さが変わってくるからです。
2.枕のかたさに関して
 一般的には、かた過ぎず、やわらか過ぎない適度なかたさが良いと考えられますが、かたさに関しては自分の好みをより重視してください。勧められたからといって好みではないかたさの枕を使うとリラックスできず睡眠にもあまり良くない影響を与えることになってしまいます。ただ、やわらかいものがお好きな場合は沈み込み過ぎないないことに気をつけてください。3.さらに重要なポイント
 寝返りしやすいかという点も重要です。寝返りには「体温調節」「体液の循環を促す」といった重要な役割があるからです。また、一晩で2~30回寝返りをしているといわれています。寝返りしやすさを考えると、低反発の枕やマットレスは反発力がなく沈み込み過ぎるものが多いので注意が必要です。


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松下美智子(まつした・みちこ)
ネイル業界で世界的に名誉ある大会「IBS New York Show」にて、日本人で初めて世界ランキング1位を受賞。同時に二部門制覇という前代未聞の偉業を達成。(スカルプチュア部門1位、フラットネイルアート部門1位)タカラベルモント㈱でエステティック事業部に講師として勤務。その間山野愛子美容専門学校を卒業。1996年シデスコインターナショナルディプロマ(エステティック国際ライセンス)、美容師国家試験資格取得。その後、ネイルとエステのトータルコーディネートを目指し、都内ネイルスクールにてネイルを学びネイリストとなる。フリーランスで活躍する一方で数々の世界大会を制覇。2000年2月代官山にLe Soleil Nail&Esthe(現tout Soleil)をオープン。2003年5月銀座にトゥーソレイユ銀座店をオープン。エステ・美容師・ネイルと「美」にまつわるあらゆる資格をもち、世界的ネイリストとしてはもちろん美のエキスパートとして、国内外で高い評価を受け続けている。総合ビューティースクールのシーズインターナショナルカレッジの学院長や講師を勤め、ネイルアーティストを目指す後輩の指導にも取り組んでいる。著書に『松下美智子のキレイがつくれる』(幻冬舎)、『松下美智子のエレガントネイル―アート&DVDレッスン』(宝島社)、『松下美智子流ネイルアート』(ネコ・パブリッシング)ほか。オフィシャルHPは、http://matsushita-michiko.com/

 
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